令和6年度浄化槽法指定検査機関四国地区協議会検査員研修会を愛媛県で開催

9月12日(木)、13日(金)の両日、ANAクラウンプラザホテル松山にて令和6度浄化槽法指定検査機関四国地区協議会検査員研修会が開催され、四国四県から68名、九州地区から14名が出席した。1日目は四国の各検査機関による研究発表が行われた。
四国4県から、
1.検査数と検査収益確保に向けた取り組みについて
 (公益社団法人 徳島県環境技術センター)
2.法定検査受検率向上への取り組みについて
 (公益社団法人 香川県浄化槽協会)
3.ボウフラの混入がBODへ与える影響について
 (公益社団法人 愛媛県浄化槽協会)
4.一般家庭における浄化槽放流水の大腸菌群数について
(一般財団法人 高知県環境検査センター)
の4題について研究発表が行われ、四国4県以外の参加者による投票で最優秀研究には愛媛県が選ばれた。その後「特定既存単独処理浄化槽について」と題して、全国浄化槽推進市町村協議会の事務局長 久川 和彦氏が講演を行った。2日目は、㈱ダイキアクシス松山工場にて、浄化槽の製造過程や膜の洗浄作業等を見学した。来年は高知県で開催予定である。

水環境出前講座実施

令和6年7月4日(木)高松市立下笠居小学校で4年生32名、令和6年7月11日(木)高松市三渓小学校で4年生83名、令和6年9月19日(木)高松市立古高松南小学校4年生124名を対象に環境学習を実施した。1時限目の座学は、地球の水循環の説明や、人が一日に使用する水の量を計算し水の大切さを学んだ。浄化槽のしくみと合わせて、汚れた水をきれいにする方法として、沈殿・ろ過・微生物・薬品処理についても説明を行った。2時限目の実験では学校近くの川や池の水で水質実験を行った。川の上流・下流の水等で透視度やCOD(化学的酸素要求量)の計測を行い、違いを数値化して確認した。三渓小学校と古高松南小学校ではペットボトルを使用した紙の溶け方実験も行った。最後に今日の授業を受けて気付いたことや分かったことをワークシートに書き込み発表した。
この水環境出前講座は、高松市都市整備局下水道部下水道業務課が主催する環境学習で、令和元年度より高松市からの委託事業の一環として当協会が実施しているものである。

係長・主査を対象に職員研修を実施

令和6年8月22日(木)、協会職員の係長と主査13名を対象に、職員研修を実施した。講師に株式会社エスの内海加奈子氏をお招きして、チームの意欲を高めるためのコーチングについて学んだ。この研修を通じて、職員一同がより一層の成長と協力を目指す意識を高めることができた。

かがわ未来へつなぐ環境学習会に参加

令和6年7月28日(日)サンメッセ香川で、香川県が主催する『かがわ未来へつなぐ環境学習会』に参加した。今年は「香川の環境をまるごと学ぼう!森里川海のつながりを体験しよう!」がテーマとなっており、体験型学習ブースや体験型講座、ステージイベントなどで「見て・触れて・体験できる」大人も子どもも楽しく環境について学べるイベントである。当協会のブースは、水の大切さや浄化槽のしくみ等を説明し、ペットボトルを使用した紙の溶け方実験やタブレットに映し出された微生物動画を観察して、クイズラリーと連動させた。今年は、綾川町住民生活課の方々にもお手伝いいただき、協会ブースは大盛況であった。

香川県浄化槽適正処理促進連絡協議会 少人数会議開催される

香川県浄化槽適正促進連絡協議会は、令和2年4月に改正された浄化槽法第54条に基づく法定協議会として、令和6年3月19日に設立された。その第1回会議において、第2回開催にむけて、まず、いくつかの市町と少人数でのグループ会議を実施していく事となり、この度、小人数会議が令和6年7月~8月に全7回開催された。会議には、香川県循環型社会推進課、地域別の市町、浄化槽関係団体として一般社団法人香川県環境保全協会並びに当協会の担当者がそれぞれ出席し、全7回開催された。